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英語教育について思うこと

小学校での英語教育・・・小学5.6年では2011年以降、年35コマの外国語活動が必修化されているらしいですね。
我が家には小さい子供がもういませんので、近頃の小学生はどんな科目を習っているのか詳しくは知らないのですが、今日の朝日新聞のコラムに英会話番組でおなじみの鳥飼玖美子さんが意見を寄せていらっしゃいました。

以下、新聞記事です。

『小学校の英語の「教育化」は無謀です。2年前から必修化された外国語活動の効果もきちんと検証されておらず、見切り発車になってしまう。
 外国語活動を始める際も、教える側の準備が整わず、慎重論がありました。結局、学級担任が担うケースがほとんどです。小学校の教員は英語を教えることを想定していないので素人同然。現場は混乱しています。
 一番の問題は推進派がはやくはじめる必要性をしっかり認識していない点。「早いほどいい」というのは幻想で、簿f後の獲得と英語の学習は違います。米国の子供が英語を母語として獲得できるのは、起きてから寝るまでずっと接しているから。
日本でそこまでするのはむずかしいし、小学校で教科として早くから教えるとなれば、要因の見直しが必要になります。教科書も作り、評価もしないといけない。

小学生は発達段階にあり、まず日本語をしっかり身につけておかないと、思考の根幹が揺らいでしまう恐れがあります。カナダの移民を対象にした調査で、ある程度母語を身につけておいたほうが第二言語も身につきやすいという結果も出ています。家庭では、「我が子には英語をしゃべれるようになってほしい」という、親の気持ちの押し付けにならないようにしてほしい。それが裏目に出て、早い段階から子供に挫折感を与える場合があります。多くの中学生の声を聴きますが、最近は英語嫌いが増えていると感じます。
 英語は、中学校の学習からもっと充実させればいいと思います。』


これにはまったく同感です。
私もちょっと学習塾の仕事をしていまして、英語にもかかわっています。幼児さんが英語を勉強している人もいますが単語を習って、たとえば
リンゴがappleのように覚えてもそれが何???そして勉強が進んでいっても3人称単数現在では動詞にSが付くといった文法的なことはなかなか理解できません。

娘の旦那さんはドイツ人ですが、ドイツでは以前は小学校で英語を取り入れていたそうですが、現在では色んな観点から必要ないということで取りやめになったそうです。
娘の子供たちはバイリンガルにするのかと思っていましたが、パパの方が日本語を勉強してしゃべれるようになり、今は日本語一本にしています。
日本は今から・・・・。遅れています。やっぱり必要ないというところまでいくのに何年かかるのでしょうか。
by kuishinbou24 | 2013-07-24 20:53 | 日々のこと


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